2009年11月6日 ワールドシリーズ

米国大リーグのワールドシリーズでヤンキースが優勝し、松井選手がMVPを取りました。拍手、喝采を惜しむものではないのですが、テレビのアナウンサーが「ヤンキースが世界一を決めるのに松井のバットが、、、」と連呼しているのは少し疑問に思いました。大リーグが昔からワールドシリーズを名乗っているのは、しかたがないかもしれませんが、あれは決して世界一を決めるトーナメントにはなっていませんし、米国はWBCでもオリンピックでも勝てていないじゃないか、と思います。本当に世界一を決めるというなら、日本チャンピオン、韓国チャンピオンなど(他にも中南米も)にも道を開くべきでしょう。彼らがワールドシリーズといおうが、銀河系シリーズといおうが、彼らのやっているのは米国一を決める大会(それはそれですごいことだとは思います)であり、世界一を決める大会ではない、そこは日本の放送局として間違えないでほしい、と思います。

2009年10月10日 新たな自己新記録の更新

最近、記録更新のために目一杯自転車をこぐことを控えていたのですが、コンディションのよいのを見計らって、この旧体育の日に42.195kmのタイムトライアルに挑戦しました。もちろんローラー台の上です。長年のトレーニングの効果か、ほぼ30km/hで走りきることができ、1時間22分43秒という、自己記録を5分以上更新したタイムを出すことができました。最初のころから言えばほとんど1時間の短縮です。47歳から50歳になったことを考えればなかなかのものかな、と思います。まだまだアスリートのレベルから言えば全然たいしたことはないのですが、これから毎年タイムを詰めて行きたいと思います。60歳で1時間で走りきるというエイジライド(私の造語ですが)を目標に(それが無理なら70歳で1時間10分?)、がんばって行きたいと思います。

2009年10月1日(その2) 万年筆と原稿用紙

長い間文章を書くのは、コンピュータの上で、という生活を続けてきましたが、その間にずいぶん漢字が書けなくなったような気がします。もともと字がきれいな方ではない(というより、むしろヘタ、幼稚)のですが、頭を刺激する意味でも、万年筆で原稿用紙の升目を埋めてみたい、と思い東急ハンズに出かけてみました。万年筆は数十万円するものかから数百円のものまでさまざまなものがありますが、ここで衝動買いで高価なものを買っても、三日坊主になって、ペン先をつまらせてしまうか、なくしてしまう可能性も大変高いと考え、三千円の細身の、それなりにおしゃれに思えた万年筆と原稿用紙を百枚買ってきました。

さて、何を書くか。普通は書く内容が決まって用意するのでしょうが、普段からワープロ上ではいろいろな内容を書いているわけで、そのどれを原稿用紙の上に持ってくるのか、考え込んでしまいます。いくつか候補はあります。ひとつは遺言。まだすぐ死ぬ予定も、つもりもないのですが、準備するまもなく急死すれば、看板の自動引き落としを止めてもらうなど(これは枝葉末節かな?)、やってもらわなければならないことは沢山ありますし、銀行やカードなどの連絡先も書き連ねておく必要があるかもしれません。また、出版には至らないのでしょうが、慢性前立腺炎の治療法などは、苦労している患者さんや泌尿器を専門としない先生、若い先生に役に立つような文章をまとめてみたいような気がします。他にも書いてみたいもの(恥ずかしくてここに書けない)はありますが、簡単ではなさそうです。結局、慢性前立腺炎の治療法について、書き始めることにしました。ワープロ原稿はつらつらと書けるのですが、万年筆を持って、原稿用紙に向かうと身が引き締まり、充実感があります。が、全くペンは進みません。せっかく用意した文具(おもちゃ?)ですのでもうしばらくは向かい合って行こうと思います。効率は悪くともいいものが書けたり、漢字の書き方を思い出せるようなら続けて行きたいと思います。

2009年10月1日 気がつけば10月

8月に入って、インターネットの調子が悪くなり(通信速度が著しく遅くなり、タイムアウトでホームページの更新等ができなくなった)、更新を怠っていましたが、9月半ばにに光ファイバーに変えて更新ができるようになりました。ところが、おかげさまで仕事がそこそこ忙しかったことと、更新をサボる生活に慣れてしまっていたためか、とうとう9月の更新を一度もせずに10月を迎えてしまいました。このまま廃墟にしてしまわないために、ここはひとつふんばらないといけません。書くことが無かった訳ではなく、世の中は政治をはじめ、大きく動いていますし、インフルエンザも静かに広がってきています。プライベートでもいとこの素敵な結婚式に呼んでいただきましたし、診療所の方もいろいろな出来事に笑ったり、驚いたり、やりきれない思いをしたりしています(毎日は充実しており、退屈せずに過ごしています)。タイムリーとはいきませんが、8月9月の分も少しずつ挽回して行きたいと思います。)

2009年7月31日 選挙月間

いよいよ天下分け目の選挙月間が始まります。昔は他人事のようにわくわくして眺めていたこともありましたが、この日本がどちらにむけて舵を切っていくのかとても心配です。ようやく自民党も医師数を削減し、医療費を抑制しようとしていた愚を悟ったようですが(遅いよ!)、国民の方としてもそちらに舵を切れば、窓口でお金を払うか、保険料としてお金を払うか、税金でお金を払うかのいづれかが必要であることを承知しなければなりません。自分で払うのはイヤだからだれかが払ってくれないかな?と考えることはダメです。一方、我々医療を行う側も、少しでも限られた医療費が少しでも有効に使えるように、安くて有効な薬を用い、不必要な検査を排し、効率的な医療を行っていくことが求められるのだと思います。負担のないひと、負担の少ない人にも本当に必要な検査と治療を勧めるように心がけて行きたいと思います。

2009年7月23日 大詰めのツールドフランス

3週間の長きにわたりフランス中を走り回り、自転車の長距離レースの世界一を決めるツールドフランスも週末を残すのみになりました。3年のブランクを経て復帰したランス・アームストロングを応援していたのですが、同じチームの大本命アルベルト・コンタドールの優勝になりそうです(実はまだ直近のレースを録画したまま、インターネットの情報に触れないようにしているので間違った感想になっている可能性も若干あるのですが)。昨年も書いたのですが、フランスの古い集落、教会の塔を中心に屋根の色調や立て方が見事に統一された町並みや古城のなんと美しいこと、アルプスやピレネーの美しさもすばらしければ南フランスの海岸線も。本当に自転車に乗らない人が大勢見ているというのがとても納得できるすばらしい中継でした。レースの方は詳しく評論するほどの知識もないのですが、山登りやゴール前のスプリントなど驚異的なプロのパワーに感動する日々です。二人の日本人選手も無事に完走できそうで、姿をみるたびに応援しています。

私も(ずっと坂道をさけていましたが)金華山に挑戦してみようかな、と思います。

2009年7月5日 アマゾンよ、さようなら!

大変驚いたのですが、いつも便利に使っていたアマゾン(インターネットの書店)が、中枢機能を米国におくことにより、米国で納税しており、国税局が140億円追徴したが、これを不服としている、とのニュースが目に留まりました。私はさほどの愛国者、というわけではありませんが、明日からは別のインターネット書店を探そうと思います。明らかに日本の本を日本の流通に乗せて商売しながら、その利益にかかる税金をよそに持っていかれてはたまりません。わずかな金額かも知れませんが、140億円のうち、たとえ1割でも国税庁に戻ってくるように、このページをみた方々が口コミで輪を広げていってくださることをお願いします。

これは、「Buy Japanese.」とは違うと思うのですが、いかがでしょう?

2009年6月17日 スラムダンクの世界

少年ジャンプに連載されていたスラムダンクを読みふけっていたのはいつのことだったでしょうか(もちろん少年時代、というわけではなく医者にはなっていました)。最近、NBAのプレーオフ、そしてファイナルを見ながら、この少年漫画史に残る名作を思い出しました。今年は本当に、接戦、逆転、劇的な幕切れが数多く見られました。漫画を読んでいる時には、(話のおもしろさには引き込まれながら)そこまでの接戦ばっかりがあるかな?とか、そんなプレイは無理だろう、という思いが若干はありましたが、今回テレビの上で繰り広げられる戦いはまさに漫画に描かれていたもの、そのものでした。はでなブロック、ダブルクラッチ、アリウープなどもそうですが、これをはすぜば終わってしまうというしびれるような3ポイントやフリースローも十分にどきどきさせてくれるものでした。レイカーズの優勝を見届けた後、すこし放心状態になり、今シーズンはこれで終わってしまった、またしばらくは見れないなと思うとちょっと残念でした。

2009年6月2日 開業3周年

早いもので本日で開院3周年を迎えました。せっかくの記念日ですがどうも患者さんが少なく、よく考えてみるとゴールデンウイークの4週目にあたっており、4週ごとの患者さんが前後に振り分けられていることに気がつきました。明後日あたりからはその分、来ていただけるかな、と期待しながら職員とむかしを振り返りながらお茶をしました。大病もせず、大きなアクシデントもなく(小さなアクシデント多数と中ぐらいのアクシデントはいくつかありましたが)、ここまでこれたことをうれしく思います。大企業であるGMが破産というニュースを聞きながら、吹けば飛ぶような医院が続いていくのは当たり前のことではなく、ちゃんと続けられるよう診療技術の向上、知識の拡充、経営努力、健康管理など、たゆまぬ努力を続けて行きたいと思います。また一年一年続けられていることに感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。

2009年5月29日 地デジカ君の本音

最近気になるコマーシャルがあります。(コマーシャルは他にもずいぶん気になるものがあるのですが中でも)

しばらく前からテレビの隅にアナログの文字がみられており、たしか当初はこの画像がアナログ放送であることをお知らせするものであると説明がなされていたと思います。ところが最近のコマーシャルで、アナログの文字に隠れた地デジカが、そのままでは見えにくいけど地上デジタル放送にするとアナログの文字が消えて見やすいよ、とアピールするのがあります。地デジカ君は、このアナログの文字が「お知らせ」というよりは「意地悪」で、地デジにいまだ変えていない人に「いやがらせ」で入れていることを白状しているわけです。当院のテレビは開院の時から地デジアンテナをつけて、デジタル放送を受信しており、映像のきれいさには感心しております(受診できる局数が減ったり、ブロックノイズがでるなどマイナスの部分もありますが)。地デジのメリットを否定するものではないですが、このようないけずをされると反発心ばかりがわいてきます。家で見ているテレビは未だアナログで、そろそろテレビも買い換えてと思ってはおりましたが、地デジカ君が意地悪をやめてゴメンナサイというまではこのままおこうかと思います。

この地デジカ君の不祥事には処分はないのでしょうか?

 

2009年5月15日 ジロ・デ・イタリア

自転車レースのツール・ド・フランスはご存知の方も多いと思いますが、このツール・ド・フランスと共に3大自転車レースのひとつといわれるジロ・デ・イタリアが開幕しました。3週間にわたり毎日数時間、毎日200km程度、トータルでは3500km近い距離を走る自転車レースですが、テレビ(衛星放送でかなりの部分が生中継されます)でみているとイタリア中を旅行している気分を楽しむことができます。現在7日目ですが、アルプスの残雪、ブドウ畑、中世の面影を残した村や教会の横を走り抜けてる自転車を眺めていると、(私もテレビの前でローラー台にすえつけた自転車を漕いでいるわけですが)ローラーを踏む足にも力が入ります。彼らの脚力、心肺能力はまさに超人ですが、テレビを眺めながら自転車をこいでいると一時その世界に入れるような気もします。ことしは1999年から2005年までツール・ド・フランスを7連覇し(その間に精巣腫瘍の全身転移という泌尿器癌を克服しているのですが)一旦は引退していた、スーパースターのランス・アームストロングがカムバックして参戦しているのです。37歳の彼がどこまでがんばれるのか、今年は彼を応援して行きたいと思います。

2009年5月10日 新型インフルエンザと医師の応召義務

ゴールデンウイークもいよいよ終わりですが、数十万人という旅行者が海外から帰ってくると潜伏期間の間に国内に入ってくるケースもいよいよありそうです。呼吸器は専門ではありませんが、医者という仕事をしているとまわりからインフルエンザに関して聞かれることもたびたびあります。もう感染者が数千人でた、とか死者が数十人になった、と言う話も気になりますが、私にとってもっと気になるのは感染を防ぐための隔離措置と風評被害です。休日に(おそらくは感染を恐れて)「診療を拒否」したケースがあったと、新聞にかかれ、厚生大臣はそれを医者には応召義務があるのだから指導(?)するとの報道がなされています。しかし、職業として患者と向き合い、診療をして医師、もしくは職員が感染した場合、国は休業補償する義務があると思うのですが、そういう話は全く聞こえてきません。空港からも遠く、田舎の、呼吸器科を専門ともしない私がそういう目にあう可能性は決して高くはないと思いますが、空港周囲の、都会の、呼吸器を専門とする内科の先生方にとっては気が気ではない話と思います。

新聞報道を見た限りでは、「拒否」のほとんどのケースは厚生労働省の指導に基づき、発熱外来のある病院の受診を勧める、あるいは自宅で様子をみることを勧める、保健所に電話で問い合わせることを勧めるなどの指導を受診拒否ととらえているもののように思われます。相変わらずこの新聞からは医者に対する悪意がにじみでています。いたずらに不安をあおることで商売しているTV、新聞からは、取材を受ける感染者(疑い含む)のために有名芸能人なみの取材費をとって積み立てるべきでしょう。

世の中には新型インフルエンザ以外にも病気はたくさんあり、どうにもならないものもたくさんあります。予防できることはしたらいいと思いますが、規則正しい生活をしてほどほどの栄養をつけ、過労に注意し、タバコを吸っている人は禁煙し、おそらく防ぎようがない冬場の流行にそなえたら、と思います(もしも逃れられたとしても、次のシーズン、その次のシーズンにはきっとかかるのでしょう)。今の医学はインフルエンザに関してはできることはかなり限られています。過信は禁物です。

いいかげんなことを言うやつだな、とお思いでしょうが、もうひとつ姫路で薬学の先生から教わったことを思い出しました。

「Medicineには3つの意味がある。ひとつめは医学、ふたつめは薬、そしてみっつめは『呪い(まじない)』である。」

2009年4月27日 あまのじゃく

先日の事件に関する某大臣の発言に思わずコメントしてしまいましたが、あまりに数多くの世間のコメントが同様の論調でしたので、取り下げさせていただきました。決して政府から(笑)圧力を受けたわけではありません。

なんとなく、みんなと同じ意見を並べておくのは気がすすまず撤去します。それにしても、墓穴を掘りまくる大臣ですよね。

2009年4月21日 日本泌尿器学会総会

皆さんにご迷惑をおかけしましたが、18日の土曜日を臨時休診にして18日、19日と岡山で行われた日本泌尿器科学会総会に出席してきました。参加者は6000人で、約1万人といわれる日本の泌尿器科医の半分以上が岡山に集まったわけです。4月からは岡山も政令都市の仲間入りですが、北区、とかいわれてもピンとこないところがあります。

さて、勉強した内容ですが、腎癌や前立腺癌に対する化学療法の進歩や感染症治療などにつき参考になるところがいろいろありましたし、「行列ができる泌尿器科医院の作り方」という発表には楽しみながら勉強させていただきました。やはり姫路で長く過ごしたせいか関西ののり、特に大阪の話術には惹かれるものがあります。きっとこの先生も人気の先生なのでしょう(みならわなくっちゃ)。行列ができるのが良いかどうかは別にして、診察時間をもてあまさないだけの患者さんたちには是非来ていただきたいと思います。剣を磨き、笑顔をたやさず、こころから皆様の健康を願ってがんばっていきたいと思います。

2009年4月11日 どうせ人のお金だから

東京都水道局のワッペンを内規に合わないからと3400万円かけて作り直したというニュースが聞こえてきました。税金を払っている側から言うと(東京都に払っているわけではありませんが)ため息が出るようなニュースです。役所でなくても組織がある程度大きくなるとお金を無駄にすることに鈍感になる傾向があるのは勤務医時代でも感じてはいましたが、いまほど税収が伸び悩み、お金の使い道を真剣に考えなければいけないときに、何をやっているのかと思います。作り直した役所の偉い人に聞いてみたいと思います。あなたは自分の経営している会社だったとしても同じことをやりますか?それだけのお金があったら他にどんなことに使えるのかいつも真剣に考えていますか?

推測でものをいうのもためらわれますが、これが東京の一部の話でなく、どこにでもある話でないことを願います。4月でどこの職場も研修中と思いますが、人から預かったお金は自分のお金異常に注意を払って使うことをしっかりおしえてあげてほしいと思います。

2009年3月31日 年度の終わり

3月の末は年度末、医院開設よりほぼ3年が過ぎたことになります。長い様でもあり、短かったようでもあります。思えば医者になるのに25年を要し、まもなく医者になって25年が過ぎようとしています。(残りは25年もないかもしれません。。。) まだまだお金はかかるとはいえ、子育ても一段落し、これからがいよいよ生き方を問われる時なのでしょう。自由度が高いとよりよく生きることの難しさを感じてしまいます。

医院の方も今のところは順調ですが、マンネリに陥ることなく、驕ることなく、勉強と新しい経験を重ねながらよりよい医療の提供をめざして行きたいと思います。まわりで支えてくださっている多くの方々への感謝の気持ちも忘れずに。3年前まで姫路で一緒に過ごした研修医の先生方も、もう後期研修も終わり、一人前の(もしくはそれに近い)医師として活躍していることと思います。彼らにもここでエールを送り、こちらも遅れをとらないようにがんばっていきたいところです。

2009年3月26日 医療費(自己負担)の節約

100年に一度といわれる大不況の中で、通院や服薬を続けなければいけない人がすこしずつ病院、医院に来なくなっているという話を聞きます。実際3割の自己負担は治療内容によってはかなり重く、計算をしていて気の毒になることも時にあります。日本の保険制度は公定価格になっており、値引きもできません。ただ治療内容を相談することによって、かかる医療費を節約することはできることがあります。最近テレビで盛んに宣伝しているジェネリック医薬品だけでなく、治療薬の種類を替えることによって、また不急の検査を控えることによって支払いを減らすことは可能なこともあるのです。もちろん、普段やみくもに高い薬を使ったり、不要な検査をしているわけではありません。高い薬や検査にも必ずメリットや必要性があるのですが、高いから治療しない、というよりは最小限の薬と検査で治療する方がベターであるのは間違いないでしょう。

ぜひ、値段が高いからもういかない、と言う前に「もう少し安い方法はない?」ときがるに聞いてほしいと思います。代わる良い方法がなければそのように説明させていただきますし、安い方法がある場合にはそのデメリットも説明し、それが許容範囲かどうかも相談していけたらな、と思います。

2009年3月8日 ユニフォームの色

アウト、セーフをプロ野球ファンが論じる時、本人は中立の立場で見ているつもりでも客観的にみるとどうしても贔屓のチームよりのコメントをしてしまうというのはしかたがないと思います(あれはセーブだったよね、とか、絶対わざとぶつけてるよ、など)。まわりも(相手のチームのファンでもない限りは)むきになって貴方の意見は公正を欠いているなどとは言わないでしょう。ただ、公人がテレビに向かってコメントを発するのが同じレベルでは少しまずいのでは、と思うことが最近ありました。人間の感覚は不思議なもので、あらゆるものが自分に都合のよいように見えてしまったり、相手のやっていることが不都合に見えてしまいがちではあります。ただそこは(特にリーダーたらんとする人たちは)そういう偏りを排し、客観的な眼で評価し、コメントしてほしいと思います。ちょうど時期がWBCの真っ最中になってしまいましたが、野球の試合内容とは関係ありませんので、念のため。

2009年3月4日 好奇心と自信 得られるものと失うもの

最近大学生、芸能人などが大麻の使用、所持などで捕まった、などという話がよく聞かれます。芸能界を追放されたり、おそらくは大学生も退学処分などを下されたりするのでしょうが、そこにいたるまでの本人の努力や親の気持ちを考えると胸が痛みます。決してそういう処分をするなと言っているわけではないので誤解のないように。一人前の社会人として責任をとるのはやむをえないことと考えます。ただ、どんなものか試してみたいというわずかな好奇心(おそらく人生をかけても試してみたいとは思わなかったのだろうと想像します)とそれまで築いてきたものを引き換えにするのはばかげていたと思いますし、自分は薬に溺れることはない、見つかることはないという自信はいったいどこから来るのだろうと思います。私は火のついていないたばこをくわえたことさえありません。「こんな人に迷惑なものの中毒になってはかなわない」「意志の弱い自分はずるずる依存してしまうのではないか」という恐怖心が強く、その手前で遠ざけておかねばと考え、ここまで来ました(その代わり油断していて、おいしい食べ物中毒にはなってしまいましたが。これも健康と財布にはあまりいいとはいえないのですが、合法ですし、他人への迷惑はわずかです)。物事に対する好奇心は結構なことだと思いますが、失うもの(健康、信用、職、学籍などなど)の大きさをもう一度考えて、踏みとどまってほしいなと思います。また人の生活を破壊することを厭わず、金儲けの手段にしている売人に憤りを感じます。

2009年2月18日 東京のオリンピック招致

秋の、7年後のオリンピック開催地を決める会議に向けて、東京オリンピックの招致の是非が語られています。地域の活性化、スポーツ界の活性化、こどもたちにオリンピックを見せたいなどの肯定的な意見や、お金がかかる、交通がますます混雑するなどの否定的な意見がとびかっています。そうした中で、東京はもうやった、日本は3回やったじゃないかという話が出てこないのは不思議です。

4年に一度、回り持ちで決めるという趣旨からすれば同じ都市でで2回目などというのはありえない、少なくともやった事のない都市、国、大陸からの立候補があれば当然そちらを優先するのがすじではないか、という考えがどうしてでないのでしょうか。東京でやるほど立派なものはできないかもしれませんが、それがなぜいけないのか、と思います。やりたい都市が一回りした後、もしくは世の中の景気があまりに悪く手を挙げる都市が無かった時に「うちがやりましょう」と手を挙げるのが大人の国の姿であろうと思います。

どうしても世界的なスポーツイベントがやりたければ独自の企画をすればいいと思います。オリジナルを作り、恒久的に東京開催してもどこからも文句はでないでしょう。オリンピックに関して言えば、すくなくとも東京は(立候補の年の)72年前、わずか18回前にやっています。世界の国や都市の数はそれよりも少しばかり多いのです。